「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

富山高志句会

富山高志句会(2021)3月通信

兼題「木の芽」 小林 亮文 選 ◎苔むせし磴百段や紅椿 本多 静枝 手を添へて小躍りしたる受験生 潟淵 恵美子 岩肌へゆつくり畳む春の波 福江 真里子 空耳か師の声聞こゆ涅槃西 本多 静枝 岩窟に潮とどろき遠霞 福江 ちえり 黒土に炎立つ如牡丹の芽 生田 章子 …

富山高志句会 (12月通信)

富山高志句会 12月(通信) 兼題「日短」 小林 亮文 選 〇幼子の飛び込み来る布団干 潟淵 恵美子 夜更けてぽかりと浮かぶ冬満月 福江 真里子 冬大波待つサーファーの浮子めきて 佐瀬 元子 好々爺となりて久しき父柚子湯 山下 貴子 白菜をばりつと割りて能登…

富山高志句会(11月通信)

富山高志句会は、通信制で開催されました。 兼題:「落葉」 小林 亮文 選 〇小さきレディロングドレスで七五三 本多 静枝 石蕗の花柱の太き長屋門 藤井 薫 一叢の芒に風のうねりかな 福江 ちえり 山茶花の咲き初む垣根三味の音 度山 紀子 狛犬を真似る双子や…

ご案内(高志句会)

富山高志句会よりご案内致します。 現在、月例会を通信制で開催しておりますが、 コロナの警戒が続いており、このまま引き続き 来年3月まで、通信句会として開催することとなりました。 通信句会では、皆様の選評を一括してまとめておりましたが、 今後は、…

富山高志句会 2020.9.15通信

富山高志句会 令和2年9月例会は 通信で開催されました。 兼題「月」 小林 亮文 選 ◎潮風に稲架の匂ひや千枚田 福江 ちえり 散る波の鋼光りや月明り 福江 ちえり 能登晴れて刈田広がる千枚田 福江 ちえり 十六夜の月の照らせる殉教碑 本多 静枝 朝顔のひらく…

富山高志句会 令和元年5月26日

於:富山教育記念会館 2F 兼題「若葉」 青木 和枝 選 ◎朝涼や木立の影を磴に踏み 福江 ちえり ◎若葉風同窓会で若やげり 本多 静枝 車前草の引ツ掛け相撲下校の子 小林 亮文 卯の花垣下校の子らの歌ハモる 度山 紀子 燕の子影行き来して昼の浜 福江 真里子 夏…

富山高志句会 2019.3.24

於:富山県教育記念会館5F 兼題「木の芽」(関するもの含む) 小林 亮文 選 ◎杮葺き掴む鴉や木の芽雨 福江 ちえり 春落葉枯山水の石に乗り 福江 ちえり 木の芽風受けて嚏の続きをり 大上 章子 洞目立つ桜古木の芽吹きたり 佐瀬 元子 閼伽桶に供華の一ひら彼…

2月24日(日) 富山高志句会(2019)

於:富山県教育記念会館5F 兼題:「立春」 佐瀬元子 特選 桃の花犬に椅子ある床屋かな 藤井 薫 山岸昭子 特選 裸婦像へ名のみの春の日差かな 本多 静枝 本多静枝 特選 立山の裾野の青き今日雨水 生田 章子 度山紀子 特選 噴水の穂に消えゆけり牡丹雪 佐瀬 …

富山高志句会 2019.1.27(日)

於:富山県教育記念会館5F 天 人日や薬草粥を噛みしむる 小林 亮文 地 石畳続く伽藍や淑気満つ 藤井 薫 人 蠟梅を三和土に活けし合掌家 生田 章子 小林 亮文 選 ◎我が命先分からねど水ぬるむ 青木 和枝 着ぶくれて境内に立つ達磨売り 福江 真里子 幼きころ…