「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

通信句会 令和3年の予定

来年(令和3年) 通信句会の予定をお知らせいたします。

句会の会員の方は、下記の予定表を確認の上、ご投句ください。

 

雉金沢句会 毎月1日必着(5句)

担当者

1月 小林 亮文

2月 宮崎 惠美

3月 福江ちえり

 

富山高志句会 毎月15日必着(5句)兼題あり

担当者

1月 佐瀬 元子

2月 生田 昭子

3月 佐瀬 元子

兼題 

1月「正月」にかんするもの

以降、毎月の句会報に記載

 

以上です。

尚、会費は、投句なさった方のみ1回500円です。

幹事より、後程、ご案内申し上げます。

富山高志句会 (12月通信)

富山高志句会 12月(通信)

兼題「日短」

 

小林 亮文 選

〇幼子の飛び込み来る布団干     潟淵 恵美子

 夜更けてぽかりと浮かぶ冬満月   福江 真里子

 冬大波待つサーファーの浮子めきて 佐瀬 元子

 好々爺となりて久しき父柚子湯   山下 貴子

 白菜をばりつと割りて能登の塩   生田 章子

 緑と赤づくめの袋十二月      度山 紀子

 抱かれゐるチワワの眉に雪螢    本多 静枝

 

佐瀬 元子 選

〇銀輪の少年真つ赤な冬帽子     本多 静枝

 百歳の手順よく組む雪囲      潟淵 恵美子

 日短か取り込み忘れのシーツかな  伊藤 佳子

 幼子の飛び込み来る布団干     潟淵 恵美子

 日短や下校の生徒みな無口     大上 章子

 憧れの赤いセーターまだ買へず   伊藤 佳子

 短日や刺子の模様捗らず      生田 章子

 

次回、通信句会は、15日までに投句してください。

担当は、佐瀬元子さんです。

兼題「正月」に関するもの。

 

第10回 オール雉句会の御案内

第10回 オール雉句会 締め切りました!

有難うございました。

 

投句 5句まで

投句締切 12月20日(日) 午後9時

選句締切 12月27日(日) 午後9時

選句結果は、集計が出来次第、一斉メールにてお送りいたします。

投句先 kijihaiku@yahoo.co.jp

(担当者のメルアドへ直接お送りくださっても構いません)

投句資格:雉同人・会員(メールの出来る方)

投句・選句・結果等、全てメールにて行います。

案内を受け取られた方は、確認のため、その旨メールをご返信ください。

選句は、できるだけ早くにお送りいただけたら幸いです。

その他、ご不明な点は、ご遠慮なくお尋ねくださいませ。

皆様の投句をお待ちしております。

 

 

 

雉金沢句会(12月通信)

雉金沢句会は、通信制で例会を行っています。

田島和生「雉」主宰 後日選

 

田島 和生 主宰選

〇浮かんでは鳰忙しなく首を振り   佐瀬 元子

〇波寄する棚田の果ての冬日かな   後藤 桂子

〇顔寒く検温されてゐたりけり    海野 正男

 枯蓮へゲートボールの球ころげ   海野 正男

 雲低き市に山積み赤蕪       小林 亮文

 木守柿咥へて飛べる烏かな     中山 ちえ

 屋根低き魚臭の町や月冴ゆる    後藤 桂子

 時雨るるや売り声太き朝市女    田崎 宏

 木々に透くあやとり橋や冬桜    宮崎 惠美

 眠りたる山へつかのま夕茜     山岸 昭子

 裏道の土のぬかるみ返り花     福江 真里子

 寒鰤の造りを待ちて客の列     生田 章子

 木漏日へ紅葉且つ散る鶴仙渓    辻江 恵智子

 冬ざれや老舗に大きまねき猫    度山 紀子

 寒鰤の胴丸々と競始め       小林 亮文

 初しぐれこほろぎ橋に桧の香    宮崎 惠美

 初しぐれ葺き替へし茅匂ひけり   小林 亮文

 風のまゝゆらゆら流る番鴨     小林 亮文

 落日や二番穂の田に鴉群れ     辻江 恵智子

 あはあはと日差しに舞へる雪螢   山岸 昭子

 大銀杏ひらひらひらと子らの手に  中山 ちえ

 穭の穂大きく振つて子の歌ひ    福江 ちえり

 日が移る湯宿の壁の蔦紅葉     宮崎 惠美

 銀杏落葉さらのボールの転がり来  佐瀬 元子

 川音の日に日に高く冬に入る    後藤 桂子

 石垣の石の間より石蕗の花     福江 真里子

 湯上りの爪切る音や星冴ゆる    辻江 恵智子

 

次回の担当者は、句会報をご覧ください。

1月2日まで、投句をお願いします。

雉金沢句会、通信の投句締め切りは、毎月1日です。

雉金沢句会(11月通信)

雉金沢句会は、通信制で開催しています。

田島和生「雉」主宰、後日選。

 

田島 和生 主宰選

〇吹き上ぐる風に絵馬鳴り冬紅葉   宮崎 惠美

〇鵙猛り駆け出しさうに火牛像    辻江 恵智子

〇神の留守雷火の痕の大銀杏     後藤 桂子

 落款彫るのみの刃先や秋夕日    田崎 宏

 落葉掃き箒に夫の手癖かな     後藤 桂子

 大豆引く住みて二年の若夫婦    豊田 高子

 百万遍念珠繰りつつ秋惜む     宮崎 惠美

 風炉名残つつと吸ひをる楽茶碗   海野 正男

 賜りしロシアの酒や星月夜     中山 ちえ

 秋澄むや立山連峰空に浮き     辻江 恵智子

 集まりて師の忌を修す菊日和    山岸 昭子

 湯をあがり柚子を選りゐる道の駅  福江 ちえり

 棟上げの棟梁の声鵙日和      佐瀬 元子

 水音の花街跡や酔芙蓉       辻江 恵智子

 秋の夕吾を恋ふかに鯉寄り来    山岸 昭子

 奥飛騨霜降る夜や草鞋編む    後藤 桂子

 石蕗の花思ひ変はらぬ回忌かな   小林 亮文

 朝顔の咲いて一日終の花      福江 ちえり

 一片の羽毛の浮かび秋運河     山岸 昭子

 傘骨の錆びし匂ひや初時雨     田崎 宏

 山の気の甲州葡萄色深し      豊田 高子

 青石の師の句碑撫づる秋うらら   度山 紀子

 立山の空にかがよふ冬隣      海野 正男

 夕焼の染まるダム湖や鳥渡る    田崎 宏

 百年の窪みし三和土残る虫     後藤 桂子

 唐松に夕日の透けり暮の秋     豊田 高子

 草紅葉黒猫大き目を開き      佐瀬 元子

 鬼蓮の実の飛びゐたる渚かな    度山 紀子

 小夜時雨戻りてはづす喪の真珠   本多 静枝

 納骨の墓に舞ひ来る秋の蝶     中山 ちえ

 母の忌や白山茶花の咲き初むる   生田 章子

 雲一朶浮かびて後の月青し     辻江 恵智子