「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

俳誌「雉」

俳句選評シリーズ 4

「雉」7月号掲載 同人作品評(5月号) 中山 世一 桜の芽少し膨らみ水響く 大前 幸子 桜の芽の膨らむことと水の響きには直接関係はないが、どこか深いところで繋がっているように感じられる句であり、そこがこの句のいいところである。句全体で「春が来たよ」…

俳句選評シリーズ3

俳誌「雉」6月号より 同人作品評(4月号) 中山 世一 私は若いころから師や先輩たちから写生ということを叩き込まれてきた。そのためか、どうしてもモノに即した句を採ってしまう傾向にある。長い経験から、俳句は勿論写生句やモノ俳句ばかりがいいのではない…

俳誌「雉」5月号より

「雉」誌に掲載されておりましたが、二重投句の問題があり、句会報も、「雉」誌の掲載を待ってからとなりました。 句会報をお待ちの皆様へ、「雉」誌掲載の北陸地区の方々の作品をご紹介いたします。 【同人作品】 白雉集 春近し 小林 亮文 連峰の尾根くつき…

俳句選評シリーズ 1

「雉」4月号掲載 同人作品評(2月号) 中山 世一 今月からこの欄を担当することとなりました。しかし、 ほとんどの人のことをよく知りません。そのことが評をするのには好都合であるかもしれませんが、的外れなことを書くことがあるかもしれません。その点…

金沢句会(2021)4月通信

金沢句会、田島主宰後日選。 田島和生主宰選 ◎棟上げの祝詞上ぐるや揚雲雀 小林 亮文 ◎花陰に座して輪読マタイ伝 後藤 桂子 ◎脱稿にひばりの声の高きかな 福江 真里子 自転車の空気の逃げて花三分 田崎 宏 籠り音に鳩の啼き合ふ春霞 小林 亮文 手に掛けて桜…

俳誌「雉」4月号から(2019)

主宰俳句 初 諸 子 田島 和生 富士の嶺は末広がりに春立てり 磨り減つて軍鶏の蹴爪や春寒し 春昼の軍鶏が水呑む胸ぬらし うららかや雄しやもの雌小突きゐし しゃもの子の走りやまざる日永かな 白梅の枝弓なりに兜太の忌 浮草の萌ゆれば集ふ薄みどり 割箸へま…

俳誌「雉」2月号(2019)

主宰俳句 冬 泉 田島 和生 月の出を杭に黙して冬の鵙 しろがねの月昇りけり鳰のこゑ 顔振つて鴨は流れ藻ちぎりゐし 沢蟹の爪をきれいに冬泉 加賀晴れて雪の白さの蕪寿司 武蔵国分寺 寺跡へ榎落葉の夥し 凍雲を仰ぎ仰ぎて身内ゆれ 倚りかかるもの何やかや大枯…