「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

「雉」全国大会~京都~

「雉」全国大会 京都 於:からすま京都ホテル 2019年10月27日(日)~28日(月) 田島和生「雉」主宰 写真を一挙公開! 前回の京都大会につづき、舞妓ちゃんの登場! 美しくも可愛らしい踊りに加え、 各テーブルにて写真の撮影に応じてくださいました。 思い…

雉金沢句会 2019.9.8

於:四高記念館 2F 田島和生「雉」主宰をお招きして、開催いたしました。 田島 和生 主宰 俳句 綾子忌の萩群(むら)天衣無縫なる 越前の地酒辛口今年蕎麦 田島主宰 〈特選〉 窯出しの五彩の九谷つくつくし 豊田 高子 組体操決まる一笛天高し 後藤 桂子 立山…

雉金沢句会 2019.7.13

主宰俳句 金沢の溽暑極まり袋小路 田島 和生 孑孒 のここよここよと踊りゐし 〈特選〉 星待ちて開くや烏瓜の花 山岸 昭子 白髪をひとつに束ね灯の涼し 福江 ちえり 沢蟹の石に身を寄せ泡一つ 海野 正男 大切子暴れ祭の火の粉浴ぶ 豊田 高子 梅雨晴の青き立山…

俳誌「雉」7月号から

主宰俳句 鮎 田島 和生 大琵琶の鮎ひらひらと釣られたる 釣り上がるいといとけなき鮎の口 みづうみの雨見え来る植田かな 遠嶺まで田水明りの越の国 浜大根沖の立山ほの白き 磯釣の子へ老鶯の幾たびも 岡山城 2句 音たてて烏城の門へ椎落葉 新茶汲むまろき茶…

青葉風

石黒哲夫先生をお送りしました。 俳句人生60余年、 思い出が尽きません。 お亡くなりになる10日前に、 お詠みになった俳句が披露されました。 新緑や相馬御寮の馬がゐる 花嫁の馬ゆく相馬青葉風 この青葉の季節には、 父を思い出してくださいと、 ご子息さま…

俳誌「雉」6月号から

主宰俳句 田植水 田島 和生 湧水の蝌蚪の揉み合ひ盛り上がる 巣箱から小鳥一転森に消ゆ 空にまだ残るとんびや春茜 腹這ひて茅茸くひとり遅日かな 昼蛙石屋に仏また生れ 鴨の子の集ひて散つてかしましき 石亀のまはりへ鳴いて小鴨かな 湖岸までいつしか満ちて…

石黒哲夫先生

長い間、雉金沢句会をご指導くださっていた 石黒哲夫先生が、昨日お亡くなりになりました。 謹んでお悔やみ申し上げます。 お通夜は、7月6日 土曜日 午後7時より 葬儀は、翌7日 日曜日 正午より 金沢メモリアルホール アネックス 金沢市旭町2丁目1-1 七月七…

富山高志句会 令和元年5月26日

於:富山教育記念会館 2F 兼題「若葉」 青木 和枝 選 ◎朝涼や木立の影を磴に踏み 福江 ちえり ◎若葉風同窓会で若やげり 本多 静枝 車前草の引ツ掛け相撲下校の子 小林 亮文 卯の花垣下校の子らの歌ハモる 度山 紀子 燕の子影行き来して昼の浜 福江 真里子 夏…

「雉」同人総会~岡山~

第26回 「雉」同人総会 吟行句会 2019年5月12日(日)・13日(月) ホテルグランヴィア岡山 写真を一挙公開! お疲れさまでした!

雉金沢句会 2019.5.5

於:金沢彦三公民館2F 主宰俳句 遠嶺まで田水明りの越の国 田島 和生 網金のささゑ潮吹く令和かな 早苗田へ湖の旭の紅かりき 〈特選〉 越の風野に吹き渡り花りんご 福江 真里子 花あやめ絹ひかりして雫せり 海野 正男 象を引くどの子も宝花まつり 中山 ちえ…

俳誌「雉」5月号から 2019

主宰俳句 雪の別れ 田島 和生 太陽は嶺へまつすぐ犬ふぐり 朧の夜犬の水呑む音すなり 春眠く電車の床へペン落し 嬰ねむりその母ねむりうららけし しろがねの朝の白山雉子のこゑ 出し抜けに旅立ちの背へ雉子鳴けり 三鬼の忌雪の別れの高嶺かな 亡きひとへゆれ…

雉十日会句会 吟行会 2019.4.24

於:磯はなび(雨晴) 平成31年吟行会 磯はなび お食事に満足し、これから句会、というお顔です。 「雉」ネット俳句に投句のため、 句会報は公開できませんが、有磯海を詠んだ たくさんの秀句がありました。

雉金沢句会2019.4.14

於:金沢彦三公民館 2F 佐瀬 元子 選 ◎鳥帰る水平線の夕日かな 福江 ちえり 花曇り手を借りてのる乗用車 青木 和枝 引潮に傾ぐ小舟や海雲(もづく)採り 豊田 高子 自転車に残る校章春の草 豊田 高子 潮風にかたち変へつつ小鳥引く 福江 ちえり 海野 正男 選 …

俳誌「雉」4月号から(2019)

主宰俳句 初 諸 子 田島 和生 富士の嶺は末広がりに春立てり 磨り減つて軍鶏の蹴爪や春寒し 春昼の軍鶏が水呑む胸ぬらし うららかや雄しやもの雌小突きゐし しゃもの子の走りやまざる日永かな 白梅の枝弓なりに兜太の忌 浮草の萌ゆれば集ふ薄みどり 割箸へま…

富山高志句会 2019.3.24

於:富山県教育記念会館5F 兼題「木の芽」(関するもの含む) 小林 亮文 選 ◎杮葺き掴む鴉や木の芽雨 福江 ちえり 春落葉枯山水の石に乗り 福江 ちえり 木の芽風受けて嚏の続きをり 大上 章子 洞目立つ桜古木の芽吹きたり 佐瀬 元子 閼伽桶に供華の一ひら彼…

3月10日(日)雉金沢句会 2019

於:金沢彦三公民館2F 田島和生「雉」主宰をお招きして開催されました。 田島 和生 主宰俳句 嬰ねむりその母ねむりうららけし 白山はしろがね光り雉歩む 山笑ふあらはに鰐の乱杭歯 youtu.be 田島 和生 主宰 選 〈特選〉 水底の日の斑を散らす鮠の影 辻江 恵…

2月24日(日) 富山高志句会(2019)

於:富山県教育記念会館5F 兼題:「立春」 佐瀬元子 特選 桃の花犬に椅子ある床屋かな 藤井 薫 山岸昭子 特選 裸婦像へ名のみの春の日差かな 本多 静枝 本多静枝 特選 立山の裾野の青き今日雨水 生田 章子 度山紀子 特選 噴水の穂に消えゆけり牡丹雪 佐瀬 …

2月10日 雉金沢句会(2019)

於:金沢彦三公民館 2F 小林 亮文 選 ◎宥めつつ牝馬をみがく春立つ日 辻江 恵智子 比良の晴鳰刺す湖の真つ平 豊田 高子 番鴨について追はるる鴨のあり 佐瀬 元子 セリなずなすずなすずしろピザの上 海野 正男 ヴェネチアングラスへワイン女正月 福江 真里子…

俳誌「雉」2月号(2019)

主宰俳句 冬 泉 田島 和生 月の出を杭に黙して冬の鵙 しろがねの月昇りけり鳰のこゑ 顔振つて鴨は流れ藻ちぎりゐし 沢蟹の爪をきれいに冬泉 加賀晴れて雪の白さの蕪寿司 武蔵国分寺 寺跡へ榎落葉の夥し 凍雲を仰ぎ仰ぎて身内ゆれ 倚りかかるもの何やかや大枯…

富山高志句会 2019.1.27(日)

於:富山県教育記念会館5F 天 人日や薬草粥を噛みしむる 小林 亮文 地 石畳続く伽藍や淑気満つ 藤井 薫 人 蠟梅を三和土に活けし合掌家 生田 章子 小林 亮文 選 ◎我が命先分からねど水ぬるむ 青木 和枝 着ぶくれて境内に立つ達磨売り 福江 真里子 幼きころ…

雉十日会句会 2019.1.11

於:料亭「ばんば」

6月24日(日)富山高志句会

於:富山県教育記念会館兼題「十薬」 青木 和枝 選〇五月晴切り絵のごとき剣岳 佐瀬 元子 山々の色違へをりへ梅雨晴間 福江 真里子 どくだみを掻きわけ通ふ猫の径 本多 静枝 めまとひや顔ふり払ひよろけをり 度山 紀子 小旗立て農薬をまく青田かな 林 喜美子…

「雉」同人会~金沢~2018 写真

「雉」全国俳句大会~掛川~2018

写真で見る「雉」全国大会in掛川!

俳誌「雉」6月号から

主宰俳句 牡 丹 田島 和生 みづうみは大きな鏡初燕 笹むらへ匂ふむんむん落椿 ひらきつつ牡丹は淡き影重ね 白牡丹内へ内へと紅を足し 金星へ香りはつかに白牡丹 日の差して牡丹くれなゐ繻子(しゅす)光り 牡丹いま王者のごとし蟲よ来よ 本を閉ぢ牡丹また見…

6月10日(日)雉金沢句会

於:金沢彦三公民館 2F 青木 和枝 選◎ころころと亀の卵や新樹光 木谷 美奈子 汗飛ばし子供歌舞伎の名台詞 後藤 桂子 小半日濠の藻を刈る小舟かな 辻江 恵智子 古書店の窓に居着けり青蛙 辻江 恵智子 薫風や蹄軽やか赤母衣衆 木谷 美奈子 奥医王の峡はふやう…

5月27日(日)富山高志句会

於:富山教育記念会館 青木 和枝 選◎胸ボタン一つはづせる薄暑かな 本多 静枝 昼顔やビーチボールの弾む音 佐瀬 元子 胸高に巫女の緋袴新樹光 本多 静枝 苜蓿かんむりにして下校の子 大上 章子 学生の白き手で植う富富富苗 生田 章子 卓布替へ薄暑の部屋を開…

俳誌「雉」3月号から

主宰俳句 夜焚火 田島 和生 榾木もてつつかれ怒る大榾火 夜焚火の火の粉が水にはねにけり 川浪の触れて鳴るかに草つらら 青ざめて雪の白山なほ暮れず デパートへ雪沓ぬれて加賀をんな 広島や吹雪は川面閉ざすなり 冬草を山羊のむさぼる鬚濡らし 角鳴らし山羊…

3月11日(日)雉金沢句会

句会風景 主宰俳句 宿木の空に膨らみ春兆す 田島 和生 遥かまで加賀の雪解田水びたし 詩集読む右の耳たぶ春日差し セロリ食ふ遠に真白き春の富士 田島 和生 主宰 選〈特選〉 雪晴の光ベッドで浴びにけり 宮崎 明倫 歌声のもれくる雪のチャペルかな 宮崎 明倫…

2月25日(日)富山高志句会

於:富山県教育記念会館 5F 兼題「残雪」 青木 和枝 選◎久々に山青みたり今日雨水 山岸 昭子 空耳か初音の次の声を待つ 本多 静枝 散り散りに小枝の刺さり雪残る 福江 真里子 春炬燵猫一匹と昼寝かな 大上 章子 マネキンの動き出しそう春日差 本多 静枝 額…