兼題：「花八手」
石黒 哲夫 選
◎新米の卵かけめし誕生日 青木 和枝
はじけたる石榴を食ふや三兄弟 中山 ちえ
二階建て車窓に走る泡立草 林 喜美子
浅の川夕日の帯を鴨よぎる 青木 和枝
手話もある大合唱や秋惜しむ 宮崎 惠美
流木に鴉鳴きをり暮早し 佐瀬 元子
鵙猛る石動山の伽藍跡 海野 正男
太平 栄子 選
◎拳のごと花芽結ばる八手かな 小室 登美子
鵙の声山へ失せけり干布団 石黒 哲夫
立冬の宇宙へ飛行士飛び立てり 小林 れい子
杏碑に時々光る秋の川 青木 和枝
浅の川夕日の帯を鴨よぎる 青木 和枝
竹箸に金箔浮きぬ花八手 潮音
赤き脚向きを同じに百合鷗 （匿名）
青木 和枝 選
◎徹句碑を囲みて石蕗の花明り 本多 静枝
織物の祖の墓ここに石蕗の花 吉田 泰子
木造の古き医院や花八手 大上 章子
花八手昏みに在す石仏 （匿名）
手話もある大合唱や秋惜しむ 宮崎 惠美
見学の方がお見えでした。大歓迎です。
また、是非いらしてください。お待ちしております。
次回、１２月１日（日）
※第一日曜日に変更になっております。お間違えのないように、ご注意ください。
場所 金沢彦三公民館３Ｆ 研修室
時間 午後１時から４時
兼題 「鍋物」一切
投句 一人４句
互選 ５句
