兼題:「雪解け」
石黒 哲夫 選
◎裏山のまんさくを活け志功展 吉田 泰子
雪解光少女の像のかがよへり 本多 静枝
伏す夫へ大吟醸の玉子酒 小林 れい子
引っ張られ通しの草や雪解川 (匿名)
鶏鳴や散居を包む雪解靄 後藤 桂子
冬薔薇一輪を手にコンサート 福江 ちえり
永平寺雪解雫の音絶えず 海野 正男
太平 栄子 選
◎屋根雪の解けて侍りぬ鬼瓦 小室 登美子
結納の宝船燃えどんど果つ 小室 登美子
蕗味噌や五臓六腑のよみがえる 生田 章子
葉牡丹の渦のほぐるる忌明けかな 石黒 哲夫
雪解雫花壇の土を穿ちをり 林 喜美子
その中に椿の透ける氷柱かな 石黒 哲夫
青木 和枝 選
◎鶏鳴や散居を包む雪解靄 後藤 桂子
大氷柱すだれの如く下ぐる寺 大上 章子
春虹をくぐりて行けり一番機 (匿名)
糠樽の箍の緩みや雪解風 潮 音
その中に椿の透ける氷柱かな 石黒 哲夫
次回、3月9日(日) 午後1時より
金沢彦三公民館 2F
兼題:「木の芽」
次回は、田島 和生 先生をお招きしての句会です。
句会の後、金沢駅前「はなの舞」にて、懇親会を予定して居ります。
どうぞ、皆さまお楽しみに…