「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

俳誌「雉」5月号から 2019

主宰俳句     

        雪の別れ        田島 和生

   太陽は嶺へまつすぐ犬ふぐり

   朧の夜犬の水呑む音すなり

   春眠く電車の床へペン落し

   嬰ねむりその母ねむりうららけし

   しろがねの朝の白山雉子のこゑ

   出し抜けに旅立ちの背へ雉子鳴けり 

   三鬼の忌雪の別れの高嶺かな

   亡きひとへゆれて高きに白辛夷

 

 

     同人作品評(三月号)   大西 朋

 左義長や火掻きの竹の弾けたる   海野 正男

 どんどんと燃え盛る左義長の火。そんな火が火掻きに使っていた竹の棒に燃え移った。左義長として組まれた竹も火掻きの竹も弾けてその熱気、勢いが伝わってくる。

 

     第17回 「雉」全国俳句大会 案内 

日時   令和元年 10月27日・28日(日・月)

      27日(日) 午後2時開会(受付 正午より)

      28日(月) 午前9時30分 吟行句会 

会場   からすま京都ホテル

講演   倉橋 みどり 氏(フリー編集者、ライター、俳人

投句   2句1組(一人3組まで)

     課題「木」(一人1組)

締切   6月3日 

 

以上、俳誌「雉」5月号より抜粋いたしました。