富山高志句会 12月(通信)
兼題「日短」
小林 亮文 選
〇幼子の飛び込み来る布団干 潟淵 恵美子
夜更けてぽかりと浮かぶ冬満月 福江 真里子
冬大波待つサーファーの浮子めきて 佐瀬 元子
好々爺となりて久しき父柚子湯 山下 貴子
白菜をばりつと割りて能登の塩 生田 章子
緑と赤づくめの袋十二月 度山 紀子
抱かれゐるチワワの眉に雪螢 本多 静枝
佐瀬 元子 選
〇銀輪の少年真つ赤な冬帽子 本多 静枝
百歳の手順よく組む雪囲 潟淵 恵美子
日短か取り込み忘れのシーツかな 伊藤 佳子
幼子の飛び込み来る布団干 潟淵 恵美子
日短や下校の生徒みな無口 大上 章子
憧れの赤いセーターまだ買へず 伊藤 佳子
短日や刺子の模様捗らず 生田 章子
次回、通信句会は、15日までに投句してください。
担当は、佐瀬元子さんです。
兼題「正月」に関するもの。