「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

金沢句会(2021)4月通信

金沢句会、田島主宰後日選。

田島和生主宰選

◎棟上げの祝詞上ぐるや揚雲雀   小林 亮文

◎花陰に座して輪読マタイ伝    後藤 桂子

◎脱稿にひばりの声の高きかな   福江 真里子

 

自転車の空気の逃げて花三分    田崎 宏

籠り音に鳩の啼き合ふ春霞     小林 亮文

手に掛けて桜を見上ぐ老の人    小林 亮文

耕せし泥靴洗ふ親子かな      宮崎 惠美

チューリップ茶房に雨をやり過ごす 宮崎 惠美

春雷や妻の筆字の太かりき     田崎 宏

電線に楽譜めく鳥春うらら     小林 亮文

畦の火へ棒持て女向かひ立つ    山岸 昭子

合格へコロナを忘れマスクせず   中山 ち江

母親の振袖借りて卒業す      佐瀬 元子

流れつつ添ひゆく女雛や夕の鐘   後藤 桂子

厩出しの馬の眼のうるはしき    山岸 昭子

雀来て桜の蕾啄めり        本多 静枝

同級生みな合格と笑ひたり     佐瀬 元子

春の月今宵は大き暈をさし     山岸 昭子

霾れる海に鷗の飛びにけり     山岸 昭子

犀川の流れへ花の枝垂れけり    中山 ち江

園児乗せ声のせ進む花見船     生田 章子

たんぽぽに一筋ひかる日本海    海野 正男

教会のステンドグラス暮遅し    度山 紀子

欅の芽子育ての鳥見えにけり    生田 章子

春泥の靴の散らばる珠算塾     辻江 恵智子

草の根をつついてゐたり雀の子   福江 ちえり

笑ひたる野仏二体黄水仙      辻江 恵智子

幼な手の卵を渡すイースター    福江 真里子

紅枝垂城下の風に裾を曳き     福江 ちえり

尉鶲窓辺へ鳴いて飛び来たる    度山 紀子

靴下の小指の穴や啄木忌      海野 正男

風孕む五色の幕や彼岸寺      福江 真里子

バス停に汚るる椅子やいぬふぐり  福江 真里子

 

次回は、5月1日締切(必着)

ご担当は、小林亮文さんです。

 

お知らせ

青木和枝句集『白山茶花』をお譲りいたします。

オンライン俳句図書館にて公開されておりますが、

実際の本を手にしたいと思われる方、

ぞうぞご連絡ください。

(残り2冊)

ご連絡は、雉のホームページよりお願いいたします。

「おたより」より、お願いいたします。

www.kijihaiku.org

お待ちしています!

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富山高志句会(2021)3月通信

兼題「木の芽」

 

小林 亮文 選

◎苔むせし磴百段や紅椿        本多 静枝

 手を添へて小躍りしたる受験生    潟淵 恵美子

 岩肌へゆつくり畳む春の波      福江 真里子

 空耳か師の声聞こゆ涅槃西      本多 静枝

 岩窟に潮とどろき遠霞        福江 ちえり

 黒土に炎立つ如牡丹の芽       生田 章子

 木の洞にほつこり大き蕗の薹     生田 章子

 

佐瀬 元子 選

◎白椿水くぼませて落ちにけり     海野 正男

 春うららサッカー少女の初シュート  伊藤 佳子

 色多き振袖着せて紙雛        福江 真里子

 啓蟄や子らの飛び出す運動場     生田 章子

 芽吹く木の根方に小さき石仏     本多 静枝

 啓蟄や三月の怪我の完治せり     小林 れい子

 十年や震災の日の余寒かな      伊藤 佳子

 

次回、担当は山岸昭子さんです。

兼題「若葉」

4月15日 必着 

雉金沢句会(2021)3月通信

田島和生主宰 後日選

〈特選〉

  倶利伽羅の名残りの雪や通夜詣   本多 静枝

  独活洗ふ落人村の外流し      後藤 桂子

  白梅やまこと小さき骨の壺     海野 正男

 

春燈(ともし)遺影のまなこ潤みをり  佐瀬 元子

道端にかがむ親子やいぬふぐり     小林 亮文

暖かや鯉の群がる麩の一つ       後藤 桂子

きらきらと貫く水や梅三分       辻江 恵智子

立春大吉棟上の木の香り立つ      海野 正男

くつきりと犬と靴あと雪解径      生田 章子

牧開き水平線のかち色に        後藤 桂子

さんざめく雪解けの山野辺送り     度山 紀子

ストーブの火のとろとろと法話かな   福江 真里子

野辺送り春の吹雪となりにけり     佐瀬 元子

名を呼んで棺送れり春の雪       福江 ちえり

春浅し荒鋤の土湯気立ちて       後藤 桂子

校庭に声のちりぢり山笑ふ       辻江 恵智子

日脚伸ぶちよこんと椅子へ孫座る    中山 ち江

紅梅へ鳥居をくぐる車椅子       田崎 宏

校塔の時計狂はず卒業す        辻江 恵智子

足跡に足あと重ね春の浜        福江 ちえり

引く前の鴨ゆつたりと流れをり     佐瀬 元子

ふるさとの風の匂ひや地虫出づ     辻江 恵智子

両袖を広げ威を張る男雛        生田 章子

 

次回、担当は、後藤桂子さんです。

4月1日(木)必着

 

 

 

富山高志句会(2021)2月通信

小林 亮文 選

◎躙り口開けて通せる春の風    海野 正男

 料峭や一人づつ入るワインセラー 度山 紀子

 天を衝く栂の並木や春日差    山岸 昭子

 岩礁にさざ波しきり春の海    福江 ちえり

 早春の濠にゆるゆる鴨番ふ    度山 紀子

 早春や車庫に置かるる三輪車   生田 章子

 きさらぎの蒼天鳶のほしいまま  本多 静枝

 

佐瀬 元子 選

◎髪少し明るめに染め寒の明け   山下 貴子

 浅春やガラスのやうに波砕け   福江 ちえり

 春浅し農事暦へ書く行事     生田 章子

 地に拾ふ実のふくらめる今日雨水 山岸 章子

 躙り口開けて通せる春の風    海野 正男

 風そよと雪間に覗く黒き土    小林 亮文

 寒風の空鳴る夜の読書かな    潟淵 恵美子

 

2月の句会報の担当は、山岸昭子さんです。

推敲してお送りください。

3月の担当は、佐瀬元子さんです。

3月15日までお送りください。