「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月23日(日)富山高志句会

兼題:「梅」青木 和枝 選 ◎寄する波に犇めいてゐる千鳥かな 福江 ちえり 梅が香やここは越中国府跡 藤井 薫 ひとところ青空のあり梅三分 佐瀬 元子 束の間の雨水の日差し鳶の笛 吉田 泰子 冬鷺に日矢の遠のく荒れ田かな 福江 ちえり 如月の満月赤し通夜帰り…

2月9日(日)雉金沢句会

兼題:「雪解け」石黒 哲夫 選 ◎裏山のまんさくを活け志功展 吉田 泰子 雪解光少女の像のかがよへり 本多 静枝 伏す夫へ大吟醸の玉子酒 小林 れい子 引っ張られ通しの草や雪解川 (匿名) 鶏鳴や散居を包む雪解靄 後藤 桂子 冬薔薇一輪を手にコンサート 福江…

俳誌「雉」2月号から

主宰俳句 明くる夜は光まみれの浮き寝鳥 田島 和生 林 晴美さん ご逝去二句 美しく老い逝き給ふ冬薊 温顔の遺影となりし寒さかな 同人作品評 (12月号) 武藤 紀子いかづちのひっきりなしの夜伽かな 小室 登美子 「いかづち」は雷のこと。猛々しく恐ろしい…

2月3日(月)雉十日会句会

小室 登美子 選 ◎塀越しに恋する猫の震へをり 本多 静枝 冬厳し戦中戦後眼裏に 山田 光子 荒波や風に留まる冬鷗 福江 ちえり 手探りで菰の葱抜く雪明り 野澤 多美子 古戦場木々に小雨や春立つ日 本多 静枝 竹林のそよぎそびらに初薬師 小室 登美子 ひととこ…