「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月24日(日)富山高志句会

兼題:「残暑」青木 和枝 選 ◎流れくる唱歌の時報今朝の秋 小室 登美子 花合歓や友と戦時のこと語る 石尾 幸子 やぶの闇茗荷の花の明りかな 生田 章子 検査終へ日の射す街へ原爆忌 大上 章子 高だかと庭木に這ひし花かぼちや 谷 光恵 大皿に泳ぐがごとく鮎盛…

終戦日

川を見て老人立てり終戦日 林 徹 敗戦後六十九年が経ちました。 戦争は終わっても、今なお現実として、 戦争の記憶も、痕跡も、眼前に存在しています。老人が見つめていた川は、広島の川。 澄んだ川の流れの中に、老人が見つめたものは、想像に難くありませ…

広島忌

8月6日、広島へ原爆が落とされた日です。多くの方々の犠牲を思い、平和への祈りを御捧げいたします。 戦いは、争いは、もっとも弱い者が傷つきます。私たちの将来を担う子供たちのためにも、 平和な世の中を遺していけますように、 責任を果たしていかねば…

8月4日(月)雉十日会句会

小室 登美子 選◎四ツ目垣越え宙に浮く牽牛花 本多 静枝 白鷺の羽根みづいろに空渡る 福江 ちえり シャッターの音にふためく守宮かな 野澤 多美子 ビブラート利かす草笛古稀五人 (匿名) つりがね草花の重みに傾ぎけり 野澤 多美子次回、9月1日(月) 午後…

俳誌「雉」8月号から

田島 和生 主宰俳句 わくらばの赤きがひらり狐穴 滝落ちて一厳頭のきらめけり みづうみは傾ぎてヨット快走す 紅 頬 集 秀句・佳句 田島 和生 主宰 裸婦像の巻毛に揺るる竹落葉 本多 静枝 裸婦像といえば、たいてい健康そうな肢体を詠んだりするが、髪の巻毛…