「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

雉金沢句会 2019.7.13

主宰俳句 金沢の溽暑極まり袋小路 田島 和生 孑孒 のここよここよと踊りゐし 〈特選〉 星待ちて開くや烏瓜の花 山岸 昭子 白髪をひとつに束ね灯の涼し 福江 ちえり 沢蟹の石に身を寄せ泡一つ 海野 正男 大切子暴れ祭の火の粉浴ぶ 豊田 高子 梅雨晴の青き立山…

俳誌「雉」7月号から

主宰俳句 鮎 田島 和生 大琵琶の鮎ひらひらと釣られたる 釣り上がるいといとけなき鮎の口 みづうみの雨見え来る植田かな 遠嶺まで田水明りの越の国 浜大根沖の立山ほの白き 磯釣の子へ老鶯の幾たびも 岡山城 2句 音たてて烏城の門へ椎落葉 新茶汲むまろき茶…

青葉風

石黒哲夫先生をお送りしました。 俳句人生60余年、 思い出が尽きません。 お亡くなりになる10日前に、 お詠みになった俳句が披露されました。 新緑や相馬御寮の馬がゐる 花嫁の馬ゆく相馬青葉風 この青葉の季節には、 父を思い出してくださいと、 ご子息さま…

俳誌「雉」6月号から

主宰俳句 田植水 田島 和生 湧水の蝌蚪の揉み合ひ盛り上がる 巣箱から小鳥一転森に消ゆ 空にまだ残るとんびや春茜 腹這ひて茅茸くひとり遅日かな 昼蛙石屋に仏また生れ 鴨の子の集ひて散つてかしましき 石亀のまはりへ鳴いて小鴨かな 湖岸までいつしか満ちて…

石黒哲夫先生

長い間、雉金沢句会をご指導くださっていた 石黒哲夫先生が、昨日お亡くなりになりました。 謹んでお悔やみ申し上げます。 お通夜は、7月6日 土曜日 午後7時より 葬儀は、翌7日 日曜日 正午より 金沢メモリアルホール アネックス 金沢市旭町2丁目1-1 七月七…