「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

1月28日(日)富山高志句会

兼題「初笑」青木 和枝 選 ◎流るる雲寒九の水に映りをり 大上 章子 朝明けの猛烈寒波湯栓閉づ 谷 光恵 煌めくや婆の背丈の大氷柱 大上 章子 酔ひ醒めの朝か夕かと初笑 福江 ちえり 年男右や左の杯重ね 小林 亮文 バス時刻褪せて雁木の角柱 吉田 泰子 臥す人…

1月14日 雉金沢句会

「田島和生先生をお招きして」 初句会!主宰俳句 裏返す背へ火の粉や大榾火 田島 和生 山はみな水晶光り雪の晴 百歳の大きな声の初電話 満月を揚げ正月の雑木山 〈特選〉 欄間の龍眼らんらん膝冷ゆる 辻江 恵智子 凪わたる有磯の海の二日かな 福江 真里子 初…

俳誌「雉」新年号から

主宰俳句 有磯海 田島 和生 淡海からぬれて鵜のとぶ夕月夜 番の鵜並んで月下とびにけり 月光のあまねき琵琶湖大鯰 柊の幹の武骨に咲き匂ふ ひひらぎの花より小さき虫集ふ 枯崖を打つて音なく浪退けり 有磯海をちの連山雪来る 峰々に仏の名前冬夕焼 俳句の華…