「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3月23日(日)富山高志句会

兼題:「鳥帰る」青木 和枝 選 ◎鉄塔の空の青さや鳥帰る 吉田 泰子 畑打ちへ大音響のラジオかな 福江 ちえり 耕しや蛙のそりと鍬の風呂 度山 紀子 立山の稜線緩び鳥帰る 小林 れい子 ぶかぶかの黒靴履いて卒業す 佐瀬 元子 車庫隅に赤き除雪車鳥帰る 生田 章…

3月9日(日)雉金沢句会〜田島主宰をお招きして〜

焼き上がるパンに鶯鳴き出しぬ 田島 和生兼題:「木の芽」田島 和生 主宰 選◎がうがうと寄する白波凍て返る 佐瀬 元子 ◎箱ごとに父の字確と雛納む 後藤 桂子 ◎古雛の冠止むる小町針 小室 登美子 ◎牧牛の鼻先乾く木の芽風 後藤 桂子 ◎むらさきの闇に乱舞の蛍…

俳誌「雉」3月号から

「雉」主宰俳句 鉄棒の少年逆さ遠雪嶺 田島 和生 土塊にゆづり葉挿しし鍬始 川蟹の玉藻つかみて凍てゐたる 同人作品評(新年号) 武藤 紀子身に入むや子規自画像の目の黒し 佐瀬 元子 子規という人が病気で倒れなかったらどれだけの仕事を成し遂げただろうか…

3月3日(月)雉十日会句会

小室 登美子 選 ◎杉玉の片側ぬらす春時雨 本多 静枝 雛段にちょっと腰かけ得意顔 山田 光子 堅雪の田中を駆くる登校児 福江 ちえり 結界の朱塗の小橋初音かな (匿名) 相撲場へ芽吹きの桜枝を張る 佐瀬 元子 涅槃図を明明照らす紅の燭 小室 登美子 石碑に白…