「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

9月24日(日)富山高志句会

兼題:月青木 和枝 選 秋祭納屋へ入りたる獅子の舞ひ 福江 ちえり 望の月梅の橋行く女(ひと)の影 本多 静枝 骨董の酒器改むる十三夜 海野 正男 澄む秋や木の匂ひ満つ美術館 生田 章子 鬼の子の口先ひしと葉をまとふ 山岸 昭子 台風前山青々と街静か 小林 …

9月10日(日)雉金沢句会

田島 和生 先生をお招きして、開催いたしました。 於:石川四高記念文学館主宰俳句 ゆつくりと加賀の熟れ田を雲の影 田島 和生 ひやひやと湖へ火色の夜明雲〈特選〉 仰ぎたる滝に人声呑み込まる 豊田 高子 天高し砂浴びの馬腹を見せ 福江 ちえり 豊の秋ほろ…

俳誌「雉」9月号から

主宰俳句 一木の蟬 田島 和生 明くるより一木の蟬声を和し 鳴き切つて蝉の落ちたる木の周り うすうすと反故焚くけむり立葵 花萱草誰待つとなく遠にゆれ 青鷺の鯎(うぐひ)くはへてふはり舞ふ 坪庭を蕺草(どくだみ)占むる京の雨 大屋根の干梅匂ひ湖の月 干…

9月4日(月)雉十日会

於:いするぎコミュニティセンター 1F涼しさや二日留守居の赤ワイン 松本 よね子どうみても平泳ぎなり水馬 金山 多美子時々は手振りを真似て風の盆 佐瀬 元子秋茄子の蔕を揃へて桶に漬け 西野 可代子椎木立梢のきらめく晩夏光 野澤 多美子台風に列車大揺れ…