「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

10月25日(日)富山高志句会

兼題:「身に入む」青木 和枝 選 ◎行く秋の空群青や師の忌日 山岸 昭子 身に入むやエコー検査に影二つ 山岸 昭子 孤独死の通夜の人出や身に入むる 福江 ちえり 間引菜や虫食穴の模様めき 小林 亮文 朝寒や手術間近の見舞客 石尾 幸子 身に入むや卒寿の叔母の…

10月11日(日)雉金沢句会

於:金沢彦三公民館 兼題:「紅葉」石黒 哲夫 選 ◎釣鐘の撞木の失せし秋の風 田崎 宏 秋麗や補聴器あはす左耳 宮崎 惠美 冬紅葉色の褪せざる合戦図 青木 和枝 柿配りよもやま話小半日 後藤 桂子 くもの囲の微かにひかる月今宵 太平 栄子 月今宵芭蕉ゆかりの…

俳誌「雉」10月号から

主宰俳句 秋まひる 田島 和生 触れ合つてかさと音せる夏揚羽 糊こはき三鬼読本曝したる 箸を置き立ちて黙禱広島忌 鈴懸の木洩日まだら蝉の穴 空蝉の吹かるる桑の葉末かな 蝉の翅散華さながらそこかしこ くるりんと掃除ロボット秋まひる 秋風の框上れる書斎か…

俳句写真館〜立待月 居待月〜

田島 和生 先生より 月の写真をお送りいただきました。 美しい月をご覧ください。9月29日の「立待月」が一夜明け、「有明の月」になって、 西空に落ちるところです。30日午前5時50分、ベッドの 窓を開けたら、目の前に輝いていました。(田島先生) …