「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月28日(日)富山高志句会

於:富山教育記念会館 5F青木 和枝 選 ◎砂浜の冷めて起伏や晩夏光 海野 正男 漫画絵の長きベンチや晩夏光 吉田 泰子 晩夏光銭五の海に男波立つ 本多 静枝 百合開く雌蕊に蜜をしたたらせ 福江 ちえり のうぜんの風の吹くまま百寿逝く 小林 れい子 新墓に徳…

俳句写真館〜野生の朝顔・豹紋蝶〜

田島和生先生から写真が届きました。 皆様へ季節の贈り物です。 先日の濃紫の朝顔は、ホームセンターで買ってきた球根で、 大きな花を開きました。でも、3つ4つ咲いただけです。 こちらが、野生の朝顔です。花は小さいが元気が良く、勝手に 芽を出して育ち…

俳句写真館〜琵琶湖と少女〜

田島和生主宰より、お送りいただきました。 今日撮った写真です。夕焼けに染まった琵琶湖に感動して少女 たちが水の中に入って行きました。 (コメント:田島主宰)美しいですね。言葉になりません。 田島先生、有難うございました。

8月7日(日)雉金沢句会

於:金沢中央公民館 彦三館石黒 哲夫 選 ◎八月や頭に忘る老眼鏡 田崎 宏 鰻の肝焼酎に入れ一呑みに 小室 登美子 首振らぬ骨董店の扇風機 海野 正男 虫干しや父の遺せし備忘録 山岸 昭子 糶市へ牛運ばれて早稲匂ふ 後藤 桂子 琉球の古地図を曝す一揆寺 吉田 …

俳誌「雉」8月号から

主宰俳句 大砂丘 田島 和生 雨粒の見えて因幡の遅田植 大砂丘踏めば素足のわらひけり 身の砂を浜昼顔の辺に払ふ 船虫の青き背散り旅の靴 聖母月ふつくらと人よく眠り 礼拝をせし手の触るる蝮草 花樗渡り半ばの蝶舞へり 金雀枝の散りゆく礁(いくり)波頭 同人…

8月1日(月)雉十日会

於:おやべコミュニティセンター1F小室 登美子 選 ◎礼拝の木椅子に眠る跣の子 福江 ちえり 石仏を拝(おろが)む媼夏薊 本多 静枝 もぎ取りしトマトの火照り手に包む 山田 光子 一雨の湿りを受けて胡麻を播く 西野 可代子 声揃へ一気に回す荒神輿 潟渕 恵美…