「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月28日(日)富山高志句会

兼題:「凍返る」青木 和枝 選 ◎郵便受開けては閉めて冴返る 福江 ちえり 雪折れの桜挿しある米屋かな 大上 章子 人工の関節なじみ青き踏む 小林 れい子 蔵三つ並ぶ屋敷や蕗の薹 藤井 薫 冴え返る庭賑にぎし犬の跡 谷 光恵 桜散るごとくに春の雪舞へり 大上 …

俳誌「雉」2月号から

主宰俳句 面壁の如く 田島 和生 くわりんの実一笑塚の膝に地に 広がつて海の紺青いてふ舞ふ 冬凪の果ての房総青白き 岩牡蠣の岩に息づく忘れ潮 抱かれたき子が母呼ばふ冬木坂 ジャケットの胸へ怒涛のしぶきかな 面壁の如く冬浪また現るる 半田考淳座主 入寂 …

2月14日(日)雉金沢句会

於:金沢彦三公民館2F 今日は、太平栄子先生は、都合でお休みでした。石黒 哲夫 選◎豆撒や鬼に泣く子と抗ふ子 後藤 桂子 臥す人の護符も賜り追儺寺 本多 静枝 春浅し玻璃に地酒の案内書 福江 ちえり ポンと背を叩き受験子送り出す 小林 れい子 群青の空の三…

2月1日(月)雉十日会

於:おやべコミュニティセンター 1F小室 登美子 選◎初雪に転がり歩く正ちゃん帽 松本 よね子 大窓の雪明り背に牧師立つ 福江 ちえり 条件日の迫りてばばは神頼み 金山 多美子 女正月辻占煎餅噛みしむる 小室 登美子 濠端のベンチに赤き寒椿 佐瀬 元子 青い…