「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3月24日(日)富山高志句会

兼題:「啓蟄」青木 和枝 選 ◎中庭の空真四角に鳥帰る 福江 ちえり 啓蟄の雨に暮れゆく祇園かな 藤井 薫 声上げて寝返へる稚児や春隣 石尾 幸子 船宿に残る荷揚げ場蕗のたう 吉田 泰子 啓蟄の朝の立山遥かなり 度山 紀子 捨て舟に昨夜の雨あとつくしんぼ 吉…

林 徹 先生 思い出写真

3月20日は、林 徹 先生のご命日です。 林 徹 先生 と 佐藤 尚夫 先生 成巽閣前にて(金沢) 林 徹 先生、お分かりになりますか? 佐藤 尚夫 先生もいらっしゃいますよ。

3月10日(日)雉金沢句会

兼題「菜の花」石黒 哲夫 選 ◎砂噛むや男一人の蜆汁 海野 正男 如月や見舞無用の葉書受く 青木 和枝 ふらり出て草一つ抜くのどけさよ 太平 栄子 水温み広告厚き新聞紙 田崎 宏 暮れてなほ菜の花明かり平家谷 (匿名) 知恵の輪を解くごと外す雪囲い 小林 れ…

3月4日(月)十日会句会

小室 登美子 選 ◎やはらかき雪の玉投げ振り向かす (匿名) 雪解川大根のしっぽ流れ来る 松本 よね子 蕗の薹散歩の仔犬にほひ嗅ぎ 本多 静枝 薄墨の空に崩るる花辛夷 福江 ちえり また来てねと病む人の窓春灯し 野澤 多美子その他 皆さんの句 雛の前小さき衣…

俳誌「雉」3月号から

君逝きて能登は荒星ばかりかと 田島 和生 同人作品評(1月号) 国枝 隆生みちのくや脚一本の稲のにほ 小室 登美子 刈り取り後の稲束を干す方法は地方によって、様々である。この句は一本の棒で稲束を円錐形に組んでいく藁塚である。この句では〈脚一本の〉…