「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句写真館〜雪吊(兼六園)〜

雁行橋と雪吊。 亀甲橋ともいいます。六角形の石を組んだ橋は、今では渡ることができませんが、見るだけでも長寿を得られるとか…。 噴水と雪吊。 季語としては、不思議な取り合わせです。 高低差を利用した、動力を使わない噴水です。 虹橋と徽軫(ことじ)灯…

1月25日(日)富山高志句会

兼題:「新年」に関するもの一切青木 和枝 選 ◎大だるま小脇にかかへ初詣 小林 亮文 剣玉を競ふ父子や小正月 小室 登美子 金賞の札の舞ひをり吉書揚 福江 ちえり 初糶や一オクターブ高き声 小林 亮文 混み合うて枝いつぱいの寒雀 山岸 昭子 干支の本幼とめく…

1月11日(日)雉金沢句会

兼題:「左義長」石黒 哲夫 選 ◎渡さるる初湯の嬰の湯気まみれ 作本 美恵子 実朝の海に富士立つ初景色 作本 美恵子 寒椿碩学の墓明るうす 佐瀬 元子 灰被る白山比竎のどんどかな 海野 正男 鰤千本漁師の声の上擦つて 小林 れい子 喰積に迷ひ箸せる子供かな 海…

1月5日雉十日会句会 初句会

於:「ばんば」(総合宴会場)小室 登美子 選 ◎クリスマスビルごと結ぶ大リボン 潟渕 恵美子 朝日うけ六華きらりと松の枝 松田 文子 車窓からみかんもげそなみかん山 潟渕 恵美子 門柱の雪の冠みづみづし 野澤 多美子 オブジェめく流木数多雪の浜 佐瀬 元子 …

俳誌「雉」新年号から

明けましておめでとうございます。 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。主宰俳句 木の実雨 田島 和生 鵙鳴いて連山は胸開きたる 月蝕の底や蟋蟀るるるると 幼らが拾ふどんぐり団子むし 神前の三和土にこぼれ藪虱 長き夜を八十翁と湯浴みかな 桃青の城の…