「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

俳誌「雉」10月号から

主宰俳句 晩 涼 田島 和生 山羊の子に角の芽生えや草の花 午後からは湖へ雲足百日紅 力士逝きピアニスト逝き夜の蝉 ねむるとき蝶はさかしま星月夜 晩涼の六腑に沁むる赤ワイン 浅草2句 鳩散つて塔の天心雷一つ 空襲の焼痕今も青公孫樹 生前退位 天皇はやは…

10月23日(日)富山高志句会

兼題:「晩秋」 青木 和枝 選 ◎猪垣に猪鼻を寄せ戻りけり 小林 亮文 身に入むや埃の積もる自在鍵 佐瀬 元子 マラソンで賑ふ城下暮の秋 本多 静枝 海商の天窓明かり名残りの蚊 吉田 泰子 枯蟷螂震はす翅の薄緑 海野 正男 秋天に紅白の玉舞ひにけり 小林 れい…

俳誌「雉」11月号から

主宰俳句 ははきぐさ 田島 和生 耳裏は秋の風鳴る城址かな 城壁のはたはた飛べば峡の空 ひやひやと四高旧舎の床軋む 蟋蟀の吾と目が合ふ穴の口 蜘蛛の巣のだんだん撓み稲埃 観音へ飛びけり加賀の稲光 冬瓜を赤子抱きして村外れ ぬくさうな毬のもみづるははき…

俳句写真館〜田島先生より〜琵琶湖

鎌倉時代創設の樹下(じゅげ)神社。 立派な鳥居の向こうに琵琶湖が見えます。 祭神は、女神の玉依日売(たまよりひめ)で、湖の方からいらっしゃいました。 琵琶湖から神社まで真っ直ぐ道が通っています。 参道付近に、「柿を上げます」と書いて、笊に入れ…

神戸大学講演会

田島 和生 先生 お疲れさまでした。

田島主宰講演会のお知らせ

2016年10月15日(土) 14:30〜16:00 神戸大学百年記念館「六甲ホール」 「雉」主宰 田島 和生 先生 ご講演 「新興派俳人の星 山口 誓子」 要予約 神戸市灘区六甲台町1−1 お問合せ:078−803−5393

10月9日雉金沢句会

於:金沢彦三公民館2F石黒 哲夫 選 ◎車座ですいとん食ぶる防災日 小林 れい子 鉄柵をめぐらす岬馬肥ゆる 吉田 泰子 金木犀こぼるるもとに白き猫 佐瀬 元子 名月や即かず離れず二人連れ 木谷 美奈子 秋彼岸墓訪わぬまま過ぎにけり 小林 亮文 城桔梗八雲旧家…