「雉」北陸地区のブログ

「雉」句会の活動を公開しています

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

6月24日(日)富山高志句会

青木 和枝 選◎織姫の繍(ぬ)い取りしたる団扇かな 小室 登美子 通り雨色鮮やかに花石榴 小林 亮文 活けあがる四葩小さき蝸牛 小林 亮文 柚の花の香りの届く朝事かな 小林 亮文 父の日の父へ手作り茶碗着く 小室 登美子 葬の列茅花流しと共にゆく 度山 紀子 次…

「力石」の俳句 募集について

「力石」俳句 募集! 四日市大学 健康科学研究室 高島愼介 教授の御著書 「力石を詠む」シリーズでは、力石を詠んだ俳句を募集していらっしゃいます。 私たちの身近な文化遺産である「力石」は、私たちの認識が薄いため、失われつつあるというのが現状です。…

「俳句道場!」 第2回

このコーナーでは、ある作品を取り上げ、皆さんのご意見を募り、より良い作品に仕上げていくことを目指します。かつて、主宰選から漏れてしまったけれど、蘇生させたい作品。自分では会心の出来だと思うのに、反応が悪かったという作品など、どしどしご応募…

風の会「雉」吟行会 速報 2

日時 平成24年6月11日(月) 吟行地 堅田・浮御堂 三井寺 句会 三井寺前「風月」二階にて 一人3句 投句 互選句 5句 参加者 45名 ゲスト 中村 与謝男 先生田島 和生 主宰 選 ◎親燕往き来しきりに蓮如道 塩田佐喜子 三井の鐘滴る山へ撞きにけり 児玉幸枝 涼…

風の会「雉」吟行会 速報 1

第5回 「風」の会 開催 平成24年6月10日(日)13時〜16時30分 於 滋賀 大津プリンスホテル出席者 146名 北陸支部出席者 3名 青木和枝・佐瀬元子・福江千英里 沢木欣一先生・細見綾子先生のお写真を前に、黙祷をもって開催されました。 出席者代表挨拶におい…

6月10日(日)雉金沢句会

石黒 哲夫 選◎羅の座主へ日のさす開山忌 吉田 泰子 登校児も僧もすっきり衣更 中山 ちえ ががんぼや小屋に掛けある古帽子 太平 栄子 掛け物は墨絵の鯉や夏料理 青木 和枝 あとずさり出来ぬ毛虫の急ぐなり 海野 正男太平 栄子 選◎廻りつつ消ゆる土器(かわら…

「力石」の俳句 掲載のお知らせ

「雉」同人会総会 福山吟行句会 「福山・鞆の浦観光鯛網」福山吟行句会における、田島和生 主宰 選 の中から、「力石」を詠んだ三句が、四日市大学 健康科学研究室 高島愼介 教授の御著書 「力石を詠む」シリーズに掲載されることが決まりました。 椎若葉日…

新企画 「俳句道場!」

新企画 「俳句道場!」 このコーナーでは、ある作品を取り上げ、皆さんのご意見を募り、より良い作品に仕上げていくことを目指します。かつて、主宰選から漏れてしまったけれど、蘇生させたい作品。自分では会心の出来だと思うのに、反応が悪かったという作…

雉十日会 吟行

雉十日会句会 倶利伽羅吟行 報告 発足して一年、去る六月四日、倶利伽羅へ吟行致しました。晴天に恵まれ、青葉若葉の匂う中、そびえる青嶺、鳥の声に圧倒されるほどでした。皆、それぞれ五感を働かせ、熱心に句作に取り組みました。 森林浴に癒され、爽快な…

俳句誌「雉」6月号から

自句逍遥十句⑮ 吉田泰子 風抜けもありて越路の稲架作り 墓守の土間に野蕗の一とかかへ 栃の花籠の渡しの名残り石 十薬の香につきあたり寺井跡 朝焼や束子で磨く鮫の膚 入札を締め切るベルや海鞘の市 甲高く唄ひ出したり風の盆 椎若葉万葉の杜ふくらめり 弁慶…