富山高志句会 令和2年9月例会は 通信で開催されました。
兼題「月」
小林 亮文 選
◎潮風に稲架の匂ひや千枚田 福江 ちえり
散る波の鋼光りや月明り 福江 ちえり
十六夜の月の照らせる殉教碑 本多 静枝
朝顔のひらく窓辺やピアノの音 福江 真里子
佐瀬 元子 選
◎井戸水の溢るる八百屋地蔵盆 藤井 薫
満月や夜勤の娘送り出す 小林 れい子
疎覚えの道を辿りて萩の宿 度山 紀子
天気図の故郷探す九月尽 潟淵 恵美子
立山にかかる薄雲初月夜 小林 亮文
静かなる二百十日の夜の月 大上 章子
去りがたき友の病室鱗雲 度山 紀子
次回 10月15日まで、生田章子さんへ投句ください。
兼題「秋高し」